今日は合同主催者として、とあるイベントに参加していました。

イベントには、多くの来場者。

台風の接近も危ぶまれた中で天気にも恵まれ、本当にたくさんの方々がご来場頂きました。

 

 

 

 

 

 

でも、そのイベントを開催し来場者に楽しんでいただく為には、しっかりとした会場の準備が必要。

当然、イベント完了後には、終日立ち続けた疲れた身体の中で会場の後片付けが待っています。

しかし、そんな中でも自分達の担当する場所の片付けが終わると、まだ終わっていない場所をみんなで協力して片付ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきまで賑わいがあり、会場設営の為の椅子やテーブル、掲示物などがあった場所が…あっ、という間に片付きました。

 

 

 

 

 

 

あれ!?今日の記事は古民家とは関係ないの!?

と思われた方もいるかもしれませんが、これを前述したのには意味が。

鎌倉時代の歌に「ゆひもやとはで、早苗とりてん」というものがあります。

これは、昔、田植えや屋根の葺き替えなど多大な労力を必要とする作業を地域の方々が無償で労力や資金を提供した〝地域扶助〟という考え方がありました。

これを「結(ゆい)」と言い、この考え方はアジア圏において広く存在していました。

ちなみに、沖縄では「ゆいまーる」、または「いまーる」と呼ばれていました。

「ゆい」は「結」と同じ相互扶助の事を示し、「まーる」は「回る」の意味で、この精神で順番に平等におこなわれていた事の証です。

状況も違い、少し強引な引用かもしれませんが、先人達によって行われていた「結」は風習や習慣的な温かみのある人と人のつながりだったのと同じ様に、この様な短い期間のイベントでは立場や年齢が違えど1つの事を共に作った仲間として無意識的に「結」の精神が働くのかもしれませんね!

日頃の仕事の中でも、この「結」の精神が無意識的に働く関係の中で働けると、もっと働く事が幸せに感じれるのかもしれませんね。

最後に「結」の対義語は「やとう」あるいは「やとふ」であり、「家問う」が原義とする「雇う」という考え方と言われています。

 

(一社)古民家再生協会熊本

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