このブログを書き始めたのが10月19日から。

ブログを書きだす前に少し遡って今日のブログ記事を書きたいと思います。

まだ夏日だった8月29日に、築90年の古民家の三点セット調査を実施させて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

調査を依頼されたお客様は熊本地震により実家の古民家が大規模半壊で被災し、公費での解体をして新築を計画されていました。

※公費解体とは、熊本地震で大規模半壊以上の被害を受けられた住宅を公費(自己負担0円)にて解体するというもの。

しかし、依頼者である娘さんは将来的にこの古民家に住みたいとのお気持ちが強くあり、公費解体の申請をした後も建物を残せないか調べられていたそうです。

その中で、古民家再生協会熊本のホームページを見つけられ、ご実家の古民家を残すことができないかのお問合せ、ご相談を頂きました。

当日は、古民家鑑定士、伝統耐震診断士、床下インスペクション診断士を有する計5名で調査に伺いました。

伝統耐震診断の様子

 

 

 

 

 

 

 

床下インスペクションの様子

床下調査の機械モーグル

 

 

 

 

 

 

 

調査の結果は、熊本地震による被害と経年的な劣化などにより、大黒柱の傾きや内法材のズレ、内外部壁の滑落やひび割れなど確認されたものの、耐震補強や湿気対策に考慮した補修・改修を行う事で十分に残すことのできる建物と判断されました。

調査完了後にお客様との一枚📷

 

 

 

 

 

 

 

一度は解体しなければならないと思っていた古民家を残せる事となり、ご依頼頂いた娘様も喜んで頂きました。

これから、改修に向けて動き出していく本件に関しては随時状況を掲載していきたいと思います。

(一社)古民家再生協会熊本

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◆古民家三点セット調査

お住いの、またはご所有の古民家の価値や状態、耐震性について知りたい方は、古民家鑑定士・伝統耐震診断・床下インスペクションによる古民家三点セット調査の実施をオススメ致します。