週末の悪天候が嘘の様に、今日は秋晴れの暖かい天気の下、とある御宅へ〝蔵〟の活用法についてのご相談の為、訪問して来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この蔵の築年数は正確にはわかりませんが、明治時代初期、この地域には高瀬藩が設けられ家臣団の武家屋敷が多く建てられていたらしく、その時代に建てられたものだとオーナー様から伺いました。

そうなると、築年数は150年ほどですね!

土蔵などの壁塗りで多く見られる様式〝なまこ壁〟

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柱に書かれた番号〝三拾参番〟

二階部分の湾曲した梁

 

 

 

 

 

 

 

室内側の土壁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな素敵な歴史のある蔵ですが、熊本地震の影響により一部土壁にひび割れや滑落するなどな被害が出ており、行政からは危険なので取り壊してほしいとの要望があったそうです。

でも、オーナー様は代々受け継いできた建物を残したい!

この蔵で定年したご主人様と一緒にお店を開きたい!

と考えていた。

しかし、ご主人様が他界されてしまった為、ご夫婦の夢は叶わぬものとなってしまいました。

これからは、この蔵を大切に活用してくれる方を探するお手伝いをしたいと思っています。

オーナー様は、カフェをやってくれる人が借りてくれたら、毎日、珈琲を飲みに行きたいなとお話ししてました。

(一社)古民家再生協会熊本

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